お財布の留め具に使用している「差込錠」の取り付け方をご紹介しようと思います。
どうやって付けてるの〜?
というお声をよく耳にしますが、構造がわかれば以外と簡単。
一度目は失敗するかもしれない・・・を念頭に入れて
金具ひとつ無駄にするけど練習してから本番へGO
ちょっと…いえかなり…長くなるので
受ける側と差し込む側の2つにわけたいと思います。
差込錠の付け方 その1〜下側の受けるほう〜
差込錠の付け方 その2〜上側の差し込むほう〜今回は「その1〜下側の受けるほう〜」です。
↓↓先日書いた
「ブラックウォッチの長財布」でご説明します↓↓
◆用意するもの…取り付けたい作品の他に…◆
差込錠 1組
接着芯(できれば硬厚手) 少々
カシメ打ち具
差込錠はこの組み合わせで1組です
まず、下側になる受けるほうの説明から
受ける方側は上のように金具のツメに座金をセットして留める仕組みになっています
マグネットホックと同じですね〜
座金より一回りくらい大きめの接着芯を用意します。
私は、角は丸く落として、貼った後に接着芯の角が
表にできるだけひびかないようにしています。
このときに使用する接着芯は、バッグに使う厚手のものが良いです。
できれば、厚くて硬いものがしっかりとしていてお勧めです。
薄手のものしかなければ、2枚貼り合わせる、綿テープで代用する・・・
次に、差込錠を付ける位置を決めます
実際に付いたときのイメージがわかるように、上側の差し込むほうを
生地に仮置きして合わせるといいと思います
もちろん、ここに付けるって決まってるの〜という
場合はそんなことしなくて大丈夫です
付ける位置が決まったら、座金を置いて、ラインを引きます
座金の上下を間違えないようにしましょう
付ける位置が決まり、ラインを引いたところです
先ほどのラインの位置にリッパーで切りこみを入れます(3本とも)
切り過ぎないように注意しましょう。
ざくっ!といってしまうと目も当てられない惨状に
裏から見たところです。切り込みが入っていますね〜
接着芯を貼ってあるので白いです…
この切り込みを入れた真上に接着芯を貼ります。
先に接着芯を貼ってから切り込みを入れるのではなく、
切り込みを入れてから接着芯を貼る理由・・
それは、厚くなりすぎて一度に切れないからです。
というのも、バッグもそうですが、お財布も厚手の接着芯を貼って作るので
金具を付ける段階ですでに本体生地に厚みが出ています。
リッパーで一度に切るのは難しいです。
力を入れると「ざくっ」といってしまいそうで怖いし・・・
かといって、切り過ぎないためのマチ針は刺せません・・・
接着芯を貼ったら、もう一度リッパーでカットします。
(表から、先ほど切った線の上を同じようにカットします)
表から金具を差し込みます
裏から見たところ
座金をセットします
ツメを折ります
ペンチで折ってもいいですが、私はあえて、手で曲げます。
ちょっと・・・痛いです
特に親指とか
なのに何故?って…それなりに理由があって、
ペンチで曲げると座金とツメの間に僅かですが、すき間ができてしまうんです。
このちょびっとのすき間でも裏地に響くので、できるだけ座金とツメが密着するように
痛いけど我慢して
親指で ぎゅっ
と
表から見るとこんな感じに付きました
とりあえずここまで、お疲れ様でした〜
上側の差し込むほうの付け方はこちら
「差込錠の付け方 その2〜上側の差し込むほう〜」お役に立てましたでしょうか?
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